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転職の罪悪感を受け入れて円満に退職するコツ【在職中の人向け】

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こんにちは。まよ(@josysnohito)です。

転職活動ってどうしても罪悪感が付き纏いますよね。

特に転職先の面接が入り始める頃は、面接官の予定と合わせるために有給を取得して平日の日中に面接が入ることもある。誰かにばれないんじゃないかって不安から徐々に罪悪感が増してしまうことも。仕事が忙しい時期なら尚更ですよね。

転職活動中の人
転職活動中の人
転職活動中なのだけど毎日罪悪感が襲ってくる。自分のやっていることはこれまでお世話になった現職に対する裏切りなんじゃないだろうか。。

この記事ではそんな気持ちを受け入れて転職活動を成功させ、円満に退職するためのコツをご紹介します!

その罪悪感、まずは受け入れよう

罪悪感を感じる事自体は何も悪いことではないですよ。

よほど職場環境が悪かった場合を除き、自分を雇って給料をくれながら育ててくれた会社や職場の方々に対して恩義を感じるのは当たり前の感情だと思います。なので罪悪感を捨てる必要はないのです。

大切なのは感情と理屈を分けて物事を考えることです。

転職活動のきっかけは感情的なものだったのでしょうか。中にはそういう人もいるかもしれませんが、大半の方は自分の現状と理想とのギャップを埋めるために、転職という選択肢を選ぼうとしてるんじゃないかと思います。

罪悪感を感じる自分の感情を冷静に受け止めながら、一方で転職活動としてやるべきことは淡々とこなすべき。

有給を取って面接に行くなんて・・・と罪悪感を感じて、面接で思うように自分を表現できなかったら、それこそ時間を割いてくれた面接官に失礼に当たりますよ!

とはいえ気持ちの整理がつかないとなかなか行動力も鈍るものいくつか罪悪感と向き合って気持ちを楽にするコツをまとめてみます。

転職の罪悪感と向き合うコツ(マインド編)

結局、どれだけ悩もうが転職活動の最後は退職なんです。今の会社を辞めるのです。

そうなると会社は人を補填して、上司はあなたの代わりとなる後任を育てて、育つまでの間は同僚があなたの仕事の穴埋めをする。ただそれだけの話なんです。

こんなこと職場で欠員が出たときに日常的に行われていますよね。となると、実はあなたの罪悪感って考えすぎなのかもしれません。そう思えるマインドをいくつかご紹介します。

社員1人くらい辞めても、会社の業績は下がりません

責任感が強すぎる人にありがちな誤解ですが、社員一人が辞めたところで会社は潰れません。それどころか業績も下がりません。

辞めた社員の業務が他の誰かに振り分けられてほんの一時的には誰かの負荷があがるかもですが、あとは淡々とこなされていくだけです。

会社ってそういうものですよ!

そもそも社長が変わっても会社は回るのに、一般社員1人が居なくなったところで大きな影響は出ません。実際、どこかの企業が優秀な社員が辞めたせいで潰れたってニュースを聞いたことってないですよね。

過去あなたが長期休暇を取ったとき、仕事が回らなかったことがあったでしょうか?きっと誰かが代わりに仕事をしてくれていましたよね。

もちろんあなたと同じやり方ではないかもしれませんが、その人なりのやり方で仕事をこなしていたはずです。

あなたの上司も人員の入れ替えは想定していますし、想定していないのであればそれはマネジメントミスだと主張して問題ありません。自分の責任感を疑ってみましょう。

新卒採用のコストは約93万円、既にリターンしてませんか?

リクルート社の就職みらい研究所が作成した「就職白書2020」によると、新卒採用の平均的なコストは約93万円程度だそうです。

2019年度新卒採用および中途採用1人あたりの平均採用コスト
・新卒採用(2020年卒)93.6 万円
・中途採用 103.3万円
※出典:就職白書2020(就職みらい研究所)

入社してすぐに辞めるならともかく、入社して数年その会社で働いていたならそのコスト以上の利益をあなたは会社に提供していませんか?

これまで自分が携わってきた案件で動いたお金を見てみたら、何倍にもなってたりしませんか?

投資金額以上をリターンできているなら罪悪感を感じる必要はないですよ。むしろこのまま働き続けても搾取される側になるだけ!くらいの気概でもいいかもしれません。

迷えば迷うほど転職は失敗する、罪悪感を捨て覚悟を決めよう!

現職への未練と、新しい環境への期待。天秤にかけるとどちらに傾くでしょうか?

もしも迷わず現職への未練に傾くのであれば、転職活動そのものをやめてしまった方がいいです。そんな転職どうせ後から後悔します。

でも転職活動が頭によぎって、実際に行動に移すくらいの段階まで来ているのなら、そんなことないと思うんですよね。きっと何かを変えたいという思いの方が強いんじゃないかと思います。

転職活動中は色んな立場の人から色んなアドバイスをもらうと思いますが、全部ポジショントークだと思っていていいです。結局自分の人生は他人の意見ではなく自分で決めるべき。

いつまでに転職先を決めるのか、いつ上司に退職を伝えるのか、いつ退職するのか、具体的なスケジュールをイメージしてみましょう。

その罪悪感は、自意識過剰である可能性

あなたの職場で過去に転職していった人のことを思い出してみるとどうでしょう。

辞めるという話を聞いた直後はびっくりしたかもしれませんが、辞めて1週間後にどれだけその人の事を考えていたんでしょうか?

多分、たまに飲み会のネタになるくらいでしか思い出さないと思います。その人が感じていた罪悪感なんてあなたが知る由もないのかもしれません。

そのくらい、周りから見るとあなたの離職ってあなたが思っているほど大したことじゃないですよ。

過剰なまでの罪悪感は、もしかすると自意識過剰なだけなのかもしれません。

SEは転職経験がある方が高年収の立場に到達しやすい

このブログはSEブログなのでIT業界のSE職に限った話。

多重下請け構造のIT業界では、新卒で大手企業に入社して最速出世コースを走り続けている人を除き、大半の人は転職した方が年収を上げやすいんじゃないかと思います。

昨今のエンジニア不足の環境下でどの企業も新卒採用だけでは人手が補充できておらず、即戦力の中途採用の社員を求めています。

採用する側は求職者の社会人経験や前職の年収を鑑みて年収提示を行うのですが、売り手市場では求職者がより有利な条件を提示する企業に入社承諾をしてしまうので、少しでも高い年収を提示しないと人材獲得ができないため、この傾向が生まれてくるのだと思います。

いろんな会社の人が入り混じった環境で働いている職場では特にこの傾向が顕著な印象。あなたの周りにも、あなたより優秀なのに、あなたより給料が安い人がいませんか?

そういう人が転職するなりフリーランス転向すると、簡単に年収上げられるのになーといつも思います。

自分が誰に対して罪悪感を感じているか整理しよう

罪悪感はどこから沸いてくるのか。漠然とした感情を整理することで自分の気持ちに折り合いをつけることができるかもしれません。

会社への罪悪感

例えば会社に対してこんな感情を感じていませんか?

・なんの経験もない自分を雇ってくれた
・今日まで毎日給料をくれた
・この会社に入社できたから今の自分がある

でも、基本的に会社って利益を上げるために従業員を雇っていますので、あなた個人に何かを与えたくて採用してこれまで給料を払い続けていた訳ではありません。たまたま利益を上げるための歯車があなただっただけです。

ですので、会社に対する罪悪感は不要だと考えて良いですよ。

採用されてすぐ辞めるとかなら採用コストをペイできていないから罪悪感を感じる気持ちもわかりますが、数年働いていればあなたは会社に対してそれなりの売上と利益を提供していたはずです。その関係が途切れる。ただそれだけのことです。

上司への罪悪感

実は私がいつも罪悪感に苦しむのがこのパターン。

啖呵を切りたくなるような上司ならまだしも、いい上司の下で働いていた場合はそれなりに自分を気にかけてくれていたはずです。例えば、

・いつも失敗をフォローしてくれた
・自分の成長のために奮闘してくれた
・期待していると言ってくれていた

など。

毎日のように雑談し、困ったときに助けてくれて、頻繁に酒を飲んでいた上司に退職を切り出すのはとても勇気が居る行為だと思います。

この罪悪感に打ち勝つためには、礼儀を尽くして辞めること。

具体的には、

・転職の報告を誰よりも先に上司に伝える
・嘘や誤魔化しのない、転職を選んだ理由を真摯に伝える
・その上司のもとで働き続けたい気持ちがあることをそれとなく伝える

など。

辞める辞めないに関わらず普段から信頼関係を構築しておくと、退職時ですら親身なアドバイスをくれるかもしれません。

同期・先輩・後輩への罪悪感

職場の同僚に対して罪悪感を感じる人も居るんじゃないかと思います。

・自分が辞めることで業務の皺寄せが来るのではないか
・いつもおごってくれた先輩に恩返しができていない
・自分の離職が後輩に悪い影響を与えるのではないか

など。

中途入社であれば職場の同僚関係は狭いものですが、新卒で入社した会社は濃厚な同期関係、先輩後輩関係が構築されがちですよね。友人のように仲良くしていた人も居るんじゃないかと思います。

でも安心してください。会社を辞めても本当に仲が良い人との人間関係は残ります。

もし辞めて人間関係が途切れるならその程度の関係だっただけです。

ここのパターンは過度に悩まず、転職という選択肢を自分が示してやるくらいの気持ちでいるのが良いかなと思います。

転職の罪悪感と向き合うコツ(行動編)

次は行動編。マインド編を試しても気持ちの整理がつかない場合はなにか行動を起こしてみましょう!

具体的におすすめなのは以下です。

転職経験のある人に相談してみよう

転職したことがない人に転職の相談をしても時間の無駄です。

転職経験のない人に相談してもほぼ100%あなたが求める回答は返ってこないですし、相談された側も困惑します。童貞に女性の口説き方を聞くようなものです。

転職経験があって現職で活き活きと働いている人に相談するのがおすすめです。

同じ職場の人であっても全然OKです。転職を前向きに捉えてくれますし、どういうマインドで行動すれば転職活動が成功するか、何に注意すべきか、客観的に見てあなたの転職が成功しそうか失敗しそうか、有益なアドバイスをもらえるはずですよ。

ただ職場の転職経験者に相談に乗ってもらう場合は、その方からあなたが転職活動を行っていることが周りに漏れないよう注意してくださいね。

転職エージェントに相談してみよう

なんだかんだ、孤独な転職活動中に一番頼りになるのは転職エージェントです。転職のノウハウも、求職者を転職に導いた経験値も、あなたがどの企業に入れるかの勘所も、転職に必要な情報はすべて持っています。

ただし転職エージェントも商売であることを忘れてはならない。相性の良い担当と出会うためにはできるだけ複数のサイトに登録して多くの方と面談を行う大切です。

お寺に行って滝に打たれたり瞑想をしてみよう

最後に、私が実際にやったことをご紹介。荒治療ですが一番効果があった方法です(笑)

滝行って辛いんですよね。白装束に身を包んで体を清めて冷たい滝に打たれる。声を張り上げないと耐えられないくらい寒い。余計なことなんて一切考えてる暇がない。

それが終わって着替えてからシーンとした和室で座禅を組んで瞑想する。正しい瞑想のやり方を教わって行うのがポイント。5000円程度の費用はかかりますが、頭の中のモヤモヤが吹き飛びますし文字通り心機一転な気持ちになれますよ。

大都市周辺には滝行をできるお寺が結構存在します。東京近郊で言えば、「檜原村の天光寺」や「八王子の高尾山薬王院」などは初心者向けに丁寧な指導をしてくれるのでおすすめ。新宿からは電車やバス等を乗り継いで1時間ちょっとくらいです。

まとめ:転職の罪悪感なんて一時的な感情ですよ

罪悪感を和らげるマインドや行動をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

色々とご紹介しましたが、転職活動中の罪悪感って一時的な感情です。転職して転職先の仕事が日常になる頃にはほとんど忘れてしまっています。なので過剰に悩む必要はないのです。

自分がなぜ転職しようと考えたのか、その動機をもう一度思い出して、誰かのためにではなく自分のための決断ができるとよいですね!