旅行気分で楽しめる短期出張と違って、長期出張って辛いイメージがありますよね。
・とにかくしんどいし疲れが取れない
・慣れない街の気候や人間関係にストレスが溜まる
・この生活がいつまで続くのかわからない
・なぜ自分だけこんな生活を送るのか
など。ネガティブな感情が湧きがちなのが長期出張生活です。
この記事ではそんな長期出張が憂鬱な方へ向けて、過去長期出張を複数回経験した私が、ちょっとだけ行動を起こしてみることで案外快適になる長期出張のストレスを減らす7つの心得をご紹介します!
長期出張のストレスを減らす7つの心得

それでは一つ一つご紹介していきます。
宿泊するホテルにこだわってみる
「どうせ寝るだけだしビジネスホテルなんてどこに泊まっても同じ」なんて思ってませんか?この考え方で適当にホテルを探すのはもったいないんですよ。本当に。特に首都圏のビジネスホテルは、”上客”である長期滞在者が快適に過ごせるよう工夫を凝らしているホテルがたくさんあります。
少しコストを掛けてでも、宿泊するビジネスホテルにはこだわってみませんか?
こだわりポイントは以下。
睡眠の質にこだわりのあるホテルに宿泊(おすすめ:スーパーホテル)
「1日8時間以上寝てる」「寝具にこだわっている」「寝てる時に起こされると機嫌が悪くなる」などなど、とにかく普段睡眠を大事にされている方。睡眠に質にこだわりのあるホテルに泊まってみませんか?
長期出張中は普通に生活している以上に疲れが溜まります。快適な睡眠ができないと疲れが蓄積されていく一方になることも。
いつも以上のパフォーマンスを発揮するためにも、出張中の睡眠の質はいつも以上に気にかけてみると出張生活が快適になりますよ!
温泉や大浴場のあるホテルに宿泊(おすすめ:ドーミーイン)
同じく出張中の疲れを癒やすために、広々とした浴場のあるホテルは大変貴重。温泉ほど日々の疲れやストレスを吹き飛ばす設備はないですよ。
自室にシャワーがついてるだけで満足せず、温泉付きのホテルに泊まってみるのはいかがでしょうか?
大浴室付きの部屋は、都心でも意識して探せば案外簡単に見つかるものです。ただし他のホテルよりも若干割高なのでできるだけ早めに予約しましょう!
職場近くの都心のホテルに宿泊して徒歩通勤(おすすめ:アパホテル)
朝が苦手、ベッドにも温泉にもこだわりがない、出張中くらい通勤ラッシュから逃れたいという方へ。職場近くの都心のホテルに宿泊して徒歩通勤してみませんか?
9時始業なのに8時半まで寝てるって結構幸せですよ。
敢えて観光地ではなく、郊外の住宅街のホテルに宿泊
都心のホテルは短期滞在者を想定して作られているため、快適さよりも交通の便や値段を重視していることが多いです。部屋の広さもどうしても狭くなってしまいます。
一方、西東京あたり住宅街にあるホテルは快適さを重視している事が多いし観光客も少ないので夜になるととても静か。とにかく夜はよく眠れます。
場所によっては朝食がホテル内ではなくて、地元の居酒屋と提携しており、居酒屋の食事がプラン内で食べられることも。
通勤が発生する平日は都心に泊まって、出張中の土日だけでも郊外のホテルに宿泊してみるなんてのもおすすめです!
ビジネスホテルではなく、マンスリーマンションを契約してみる
ホテル暮らしは掃除を毎日してもらえる反面、部屋の中に毎日他人が入ってくるストレスを抱えます。掃除を拒否して自分で掃除しても良いけど、それはそれでホテル代がもったいない気がする。
そして壁が薄いから隣の音がうるさい、外国人観光客や修学旅行生が近くの部屋に泊まっているときなんて夜中に何度も起こされることも。
そんな何かとプライベートが犠牲になるホテル住まいを捨てて、マンスリーマンションを借りるという選択肢もあります。
おおむね1週間程度から借りれて、宿泊料は(立地にもよりますが)都内の1Kくらいの部屋なら4,000〜8,000円ほど。長期で同じ場所に滞在すればするほど値段は安くなります。
ホテルのように掃除はしてくれませんし、朝食も出てきませんが、ほぼ一人暮らしと同じような生活を送ることができますし、なにより出張先に「住む」気持ちになれます。
東京都港区のマンスリーマンションを借りて、なんちゃって港区民になってみるとか、ちょっと行動を起こせばできてしまうのがマンスリーマンション暮らしです。
普段自宅で使っている寝間着や家具を持ってくる
慣れない街で、慣れないホテルに泊まり、慣れない寝間着になれない枕で睡眠を取り、使い捨ての歯ブラシを使い、毎日取り替えられるグラスで飲み物を飲む。・・・なんか疲れませんか。
それなら、思い切って自宅で使っている寝間着や家具を持ってきてしまいましょう。
荷物を増やしすぎるのは本末転倒ですけどね。でもホテル暮らしでも寝間着くらいなら持ってこれるはず。
マンスリーマンションを契約しているなら、備え付けの家具以外は自宅から持ってきたものを使っても良いくらいですね。
出張先の人間関係は短期的なものと割り切ってみる
出張先の職場の方々にとって、あなたはどこまでも「お客様」であり「部外者」です。
お互い心のどこかに遠慮が生まれてしまい、元の職場にいるときほどの親密な人間関係を構築するのが難しかったりします。
出張を初めて1,2週間を経過してウェルカムモードがなくなった頃には、自分1人で仕事をしている感覚に陥ってしまうことも。それが段々ストレスとして日々蓄積されてしまいます。
でもそんなものです。早々に割り切り、仕事に専念しましょう。
良い人間関係を作らなければならないというプレッシャーを捨て、仕事に専念するほうが周りとの信頼関係を構築しやすいはずです。
会社にとって長期出張をさせるほど貴重な人材であることを理解する
長期出張って、会社からすると相当なコストをかけています。
交通費にホテル代に日当を出すと、出張をしていない他の社員の2倍程度のコストは掛かっているはず。となると、他の社員の倍のパフォーマンスがでないと会社は元を取れません。
長期出張を続けているということは、あなたがそれだけのパフォーマンスを発揮し続けているからこそなのです。
そんな長期出張をさせるほど会社にとって自分が貴重な人材であることを理解してみて、胸を張って仕事をするのはどうでしょうか。
もともと住んでいた部屋を手放してしてみる
これは半年や年単位の長期出張が見込まれる上級者向け。
出張前に賃貸物件に住んでいた人は解約してみたり、持ち家に1人で住んでいた人は第三者に貸してみたりする。そうすると日々の出費から住居費がなくなる。
なんなら日当の範囲で食費や交際費を賄えば、給料の全額を貯蓄や投資に回すこともできる。
これを実現すると、出張期間がめちゃくちゃお金の貯まる人生のボーナスステージに早変わりします。
仮に手取り20万だとしても半年で120万円貯まります。
何かとストレスの溜まるホテル暮らしを、人生のボーナスステージと捉えてストレスをお金に変えてみる事ができるのも、長期出張中にしかできない貴重な機会です。
今の会社に未練がないなら転職活動をしてみる
長期出張があまりにも長引く場合、残念ですが、もう元の職場にあなたの居場所はないかもしれません。
知らないうちに年配者が退職していて、知らないうちに新しい人が入ってきて、日々変化しているであろう人間関係から取り残されていきます。新しく入ってきた人から見てもあなたは微妙にとっつきにくい先輩です。
でも思い出して欲しい。長期主張を続けるあなたは会社にとって、慣れない職場で出張費用以上のパフォーマンスを出せる優秀な社員です。通常と異なる環境への適応力を持つあなたの能力を、どの会社も欲しがります。
となると転職してしまうのも一つの手です。
独身のうちは長期出張を続けていても問題ないですが、いつの間にか恋人ができ、身を固めることを意識し出すと、出張ありきの仮住まい生活は続けられないでしょう。
そうなった頃に、自分の日常を取り戻すため、転職することを視野に入れることをおすすめします。
しんどいと考えず、現地に馴染むと一気に快適に

結局、長期出張が辛いと感じるのは「慣れない生活を続けているから」です。
どうせ一時滞在だからと考え今の生活を充実させないから、段々とストレスが溜まっていくもの。
長期出張って終わりが決まっていないから日々の生活を充実させることに抵抗があり、徐々にこの考え方に陥りやすい。
そんな、腰掛けの考え方を捨てて現地の生活こそが日常生活であると解釈できるようになると、長期出張生活も快適になってくるはず。
実は私は1〜7の順に全て試して最終的に転職したのですが、今とても幸せです。
長期出張中の方にこの情報が少しでも伝わり、快適に出張生活を送れるようになる方が増えれば良いなと感じながら、この記事を書いてみました。